ゲイ同性愛者が家族や両親にカミングアウトすることのメリット・デメリットは?
世界では1990年代の頃から、同性愛に対して寛容な考え方が広がっていました。
日本でも2015年頃からようやくLGBT(性の多様性)に理解が示されるようになりました。
今まではゲイであることを家族にも会社の同僚にも隠してきた方々にとおっては朗報といえる環境です。
ゲイの同性愛者にパートナーが出来るということは、一般的な考えだと結婚相手が出来たということになります。
この場合、一つ屋根の下で暮らすことになるので自然と家族や両親に報告をする必要があります。
そこで、ゲイであることを周囲にカミングアウトすることのメリットとデメリットについて紹介していきます。
家族や両親にカミングアウトすることのメリット
カミングアウトをすることのメリットは、大切な家族や両親に隠し事をして生活をするという後ろめたさがなくなり、気持ちが晴れやかになることです。
ゲイであることを隠し、普通の男性を装って暮らすのは精神的にも肉体的のも辛く交流を避けたいと考えてしまうものです。
それが無くなるということは、自然と家族仲も良くなり円満な暮らしを送れるといえます。
特に両親と同居をされている方だと、パートナーを自宅に呼ぶことに抵抗もなくなることでしょう。
カミングアウトは覚悟も必要
カミングアウトをするということは非常に勇気がいることです。
正体がバレて恥ずかしい思いをするだけでなく個人の人格否定ですらされる場合もありそれ相応の覚悟を持っていないと出来ません。
そのため、カミングアウトをした際のデメリットについても詳しく見ていきましょう。
カミングアウトの理不尽なデメリット
昔ながらの「男は男らしく生きるもの。同性愛なんて気持ちが悪い」とLBGTのニュースを見て言う両親をお持ちの方だと、十中八九は「世間体を考えろ」「気持ちが悪い」「家から出ていけ」と心ない言葉を言われてしまうことでしょう。
家族としての縁を切られてしまい、天涯孤独の身になりうるかもしれません。
なぜここまでひどい扱われ方になるのかというと、親にとって子供というのは宝物だからです。
立派に育てて、世間に恥じないような子供にするというのが親の生き甲斐である為同性愛者という世間一般の外れ物のような存在であって欲しくないという思いのあらわれだからです。
性の多様性を認め合い、同性愛者同士の婚姻届を受け付ける自治体も増えています。
その為、この世間の流れに乗り自身もカミングアウトをしようと思われている方も大勢いらっしゃることでしょうが、万人が快く受け入れてくれるとは限りません。
メリットとデメリットをしっかりと考えて行動にうつしてください。